コマンドラインでのサーバー構築やルーター設定が理解できる程度にはPCやネットワークの知識はあるし、昔、HTMLを勉強したこともあるから、何とかなるかな~という程度の気持ちでWordPressを使い始めました。そして、格闘の日々です。ネットワークの知識があっても、表計算ソフトやWEBアプリが使いこなせるわけではなく、特定のソフトを使いこなすためには、それぞれのアプリのことを勉強しなくてはなりません。WordPressも同じこと。基本的なことから一つ一つ積み重ねていかないと理解できないので、気長にお勉強していくことにしました。せっかくなので、お勉強の内容を固定ページにまとめています。あと、このサイトで単に『WordPress』と言った場合は、ブログソフトそのものを指しています。ブログサービスを提供する組織などを意味する場合は、別途補足を入れるとか、WordPress.orgといった異なる表記を用いるとかして、区別します。

 

WordPressとは

『WordPressは、PHPとMySQLを利用するブログソフト』と説明されるのが普通ですが、『そもそも、WordPressって何だ?』と思ったら、公式サイトをチェックしてみると、こうした記述があります。

http://wpdocs.sourceforge.jp/WordPress_%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E6%96%B9_-_%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89

WordPressは、つまるところブログ作成用のソフトウェアですが、バージョンアップを重ね、どんどん多機能化しているので、ブログしか作成できないわけではなく、俗に言うホームページを『固定ページ』として作成することもできます。

また、従来のように、ホームページ作成用ソフトで作ったファイルや、HTMLを使って記述した文書を、サーバーにアップロードする方法ではなく、ブラウザ上で直接、作成、編集できるというのも、大きな特徴です。
ところで、『スターターガイド』の『WordPressとは?』という項目をクリックすると、以下のような記述があります。WordPressを使うにあたり、大事なことを詰め込んだ簡略説明といったところです。

WordPress は、洗練され、うまく設計された、PHP と MySQL ベース・GPL ライセンスの個人用パブリッシングシステムを望む気持ちから生まれました。(冒頭部を抜粋)

 

GPLとは?

GPLといえば、『オープンソース』という言葉も思い浮かびます。プログラムのソースを公開したフリーソフトウェアを意味する語彙ですが、フリーソフトウェアだからといって、著作権などの権利関係がすべて放棄されているわけではありません。
世界規模で開発が進んでいるようなフリーウェアは、財団法人などの組織を作って、権利関係も管理監督しているのですが、そうした組織の一つに、GNUプロジェクトがあります。たとえばLinuxというOSも、GNUによるがラインセンス管理下のプログラム。プログラムソースを公開したフリーソフトウェアですが、GPLです。
GNUプロジェクトが作成するフリーソフトウェアのライセンスは『GNU GPL』とか『GPL』とか呼ばれています。
WordPressも、GPL。みんな自由に使っていいソフトウェアだけれど、ライセンスはGNU GPLに帰属しているんですね。ちなみに、GPLは『General Public License』の略です。

PHPとは?

動的にHTMLデータを生成し、動的なWebページを表示するプログラミング言語です。
『動的』という言葉に対して、(何のこっちゃ?)と思う方もいらっしゃるかもしれません。『動的』の反意語は『静的』。両者の違い思い浮かべると分かりやすいですね。
PCやネットワーク分野では、動的は自動的な仕組みをさして、静的は固定化された仕組みをさして使われる場面が多いです。

たとえば、IPアドレスを割り振る場合、クライアントPCに自動的にIPアドレスを割り振ってくれるDHCPサーバーを使うのなら、『IPアドレスを動的に割り振る』といいます。
一方、DHCPサーバーがない環境で、クライアントPCに手動でIPアドレスを割り振る場合、『IPアドレスを静的に割り振る』といいます。
DHCPサーバーを使った場合、IPアドレスがクライアントPCに自動的に割り振られますから、一度設定されたIPアドレスが、ずっと同じとは限りません。DHCPサーバーがクライアントに割り振るIPアドレスを変更したら、割り振られるIPアドレスも自動的に変わりますね。
一方、IPアドレスを静的に設定した場合、使用するIPアドレスを変更したいと思っても、自動的には替わりません。手動で入力した値に固定されていますから、その数値を変更するためには、もう一度、手入力するほかありません。

では、PHPは、なぜ、動的なHTMLを生成するとか、動的なWebページを表示するとか、説明されるのでしょう?それを考えるとき、旧来からのHTMLとの違いを考えると、分かりやすいと思います。
もともとWebサイトを構築するには、HTMLが使われていました。PHPが使われるようになっても、HTMLは使われています。じゃあ、PHPとHTMLは何が違うのか?
たとえば、titleタグを例に挙げます。

●従来からのHTMLの記述(静的)
<title>魔獣帝国</title>

●PHPの記述(動的)
<title><?php bloginfo(‘name’); ?></title>

青色の部分が、静的、動的の違いですね。従来からのHTMLでは、ブラウザ上にサイトのタイトルを表示するために、開始タグと終了タグの間に、サイトの名前を手入力していました。これが静的設定です。サイトのタイトルを変更する場合は、タグ内の文字列を変更する必要があります。
でもPHPでは、titleタグの間に、サイトのタイトルを直接、文字列で入力していません。PHPの構文を入力することで、ブラウザ上では、サイトのタイトルが表示されています。

まず、 WordPressでは、管理画面のメニュー〔設定〕-〔一般〕のなかに、あらかじめ、サイト名を登録しています。<? php blogifo(‘name’); ?>は、管理画面のメニュー〔設定〕-〔一般〕で登録しておいたサイト名を表示するための記述です。つまり、サイト名を表示するとき、一々、HTMLが記述されたファイルを開いて編集しなくても、管理画面の〔一般〕にあるサイトの登録名を変更するだけで、ブラウザ上に表示されるサイトのタイトル名も、動的に変更されます。

もちろん、これはtitleタグだけの話ではなく、従来からのHTMLで使われてきたタグとあわせて、phpのさまざまな構文を記述することにより、かつては静的設定だったものを、動的に設定できるようにしているわけです。こうすることで、サイトの製作後も、管理運用がしやすくなります。たとえば、静的設定なら、ある箇所を変更しようと考えた場合、サイト中の関係箇所を一つ一つ直していかなければなりませんが、一つ変更すれば、修正が必要な箇所すべてに変更が反映される仕組みを整えておけば、管理運用が、楽チンになりますし、ミスも防げるなど、メリットが多いのです。

MySQLとは?

従来からのHTMLでは変更のたびにHTMLファイルの修正が必要だった部分を、PHPのテンプレートタグに置き換えることで、管理画面のメニュー上から変更できるような仕組みを実現していますが、いったい、PHPで呼び出されるデータは、どのように管理されているのでしょう?

データを効率よく管理するために使われるのがデータベースです。
WordPressでも、データを管理するために、データベースを使用しています。でも、データベースのソフトウェアは、一つではありません。さまざまベンダーが、さまざまなデータベースを開発しています。WordPressは、 『MySQL』というオラクルという会社が開発するリレーショナルデータベースの仕組みを利用しています。仮に、ユーザーが設定変更をWordPressの管理画面から行ったとしても、内部的にはPHPの処理が行われています。そのため、WordPressを使うためには、MySQLも必要です。MySQLのない環境では、WordPressをインストールして使うことができないのは、このためです。

 

WordPressの管理画面などのお勉強は、ブログ記事をご覧ください。固定記事は特定のテーマに沿ったWordPressの解説となります。

WordPressテーマのお勉強『Twenty Fourteen』はじめてのテーマカスタマイズ

『Twenty Fourteen』はじめてのテーマカスタマイズ ここでは、テーマ『Twenty Fourteen』を使って、テーマに沿ったWordPressの設定について書いています。