ディナポリチャートを使ったダルルレポは、相場の転換期を意識したトレード手法です。これまで続いてきたトレンドが終焉し、大局のトレンドが反転するときに用いられる手法ですから、分足や時間足など小さな足では意味がありません。

反転のスピードやタイミングによっては、4時間足、5時間足、6時間足など、比較的長い時間足でも、反転時の動きをつかめることもありますが、基本的には日足以上のチャートで使います。 最低でも8本以上のスラスト、できれば15本ぐらいのスラストが続いたトレンドが反転するときに使うのが望ましい手法だと言われ、日足なら最低でも8日間続いたブルトレンドかベアトレンド、週足なら最低でも8週間以上続いたブルトレンドかベアトレンドが前提条件となります。

ダブルレポの条件

ベアトレンドからブルトレンドへの転換;3*3DMAの内側でスラストが続き、3*3DMAを2回上抜け、トレンド転換

ブルトレンドからベアトレンドへの転換;3*3DMAの外側でスラストが続き、3*3DMAを2回下回り、トレンド転換

2回の上抜け貫通、あるいは下抜け貫通が、ロウソク10本以内が最低条件。3、4本以内で起こるのが理想

 

ダブルレポ例1
ダブルレポ例1

 

まず比較的綺麗な形状を取っている2012年春ごろの豪ドル・ドルの日足を例にします。

3*3DMAを上抜けられないスラストが連なりながら、強くベアトレンド(下降トレンド)が形成されています。

途中、『a』の部分で、3*3DMAにタッチしたロウソクが出ていますが、ロウソク部分が上抜けることなく圧し戻されているので、ここはまだ3*3DMAを上抜けたとはいえません。

ロウソクが、3*3DMAを上抜けたのは、『1』の部分です。しかし、『2』の部分で、ロウソクが再び3*3DMAを完全に下回りました。そして、『3』の部分で、再び、ロウソクが3*3DMAを上抜け、今度はトレンド転換が発生、7*5DMAも上抜けて、相場は上昇に転じています。これがダブルレポの完成形です。

 

なかなか出現しないダブルレポ

そもそも、ダブルレポは、日足レベルでもスラストが確認できるようなトレンドが反転する可能性を疑う手法ですが、3*3DMAを2回貫通したから、すぐに反対側のトレンドに向かうとは限りません。むしろ、トレンド転換は、三角保ち合いのような揉みあいを生じるケースのほうが多いということを念頭に、チャートを眺めるべきだと思います。

比較的、最近のドル円週足チャートを例にします。

ダブルレポ2
ダブルレポ2

 

3*3DMAをロウソクが完全に下回るようなことがないスラストが並び、強いブルトレンドが続きました。そして『1』の部分で、ロウソクが下方に貫通、『2』で再び上まわり、『3』で再び下方向に貫通したものの、トレンドラインがサポートとなり、相場は三角保ち合いを形成してしまい、すんなりとトレンド転換しませんでした。

実際、大きなトレンドが発生していて、相場が反転、逆方向のトレンドが発生するというパターンのほうが少なく、トレンドは揉みあいながら、次の大局を探るという動きをすることが多いです。日足レベル以上のトレンドからトレンドへの転換期を掴んだときはビッグボーナスになりますが、たまにしか出ないものだから、ボーナスなんだと考えたほうがいいですね(*^_^*)

ダブルレポの可能性を見つけたとき、『これはダブルレポだ!』と思い込まず、トレンドラインなどを引いて、『ここを抜けないとブルトレンドにならない、ここを抜けないとベアトレンドにならない』という意識を持ち、サポートやレジスタンスで跳ね返されることを想定するべきでしょう。

そこで、次回からは、数回に分けて、トレンドラインについて考えてみようと思います。

基本的なテクニカルですが、私はテクニカルのなかでは、トレンドラインが一番好きで、ディナポリチャートとあわせて、よく使っています。ただ、トレンドラインは引こうと思えば、たくさん引けるので、トレンドラインだけでチャートを眺めようとすると、ゴチャゴチャしすぎて、帰ってチャートが醜い。そこで、補助的にDMA、MACD、ストキャスティクスが表示されるディナポリチャートと併用しているという感じです。

 

←第2回 HOME→